博多→吉塚の大回りを午前中にする

今日は、博多から、原田、桂川新飯塚田川後藤寺、西小倉、香椎、長者原を経由して、吉塚まで行く大回りをした。通常であれば、午後にどうしてもかかってしまうが、今回は午前中だけで行った。

地下鉄空港線 福岡空港行き (姪浜 5:30→博多 5:50)

乗車車輛:1000N系第07編成 1514
時間を見ての通り、この電車は空港線上りの始発電車である。最寄り駅である姪浜へ走って行き、発車直前に乗車した。私の予想に反して、ある程度の人が乗っていた。
この時間帯はまだ天神の商店や企業も開いていないので、天神で降りる人は昼間と違って少ない。乗っている人は博多駅や空港に行く人が多いようで、大きなキャリーバッグを持っている人もいる。
列車は駅に着く時に滑らかに停車したり、停車直前まできついブレーキでガクンと止まったりと、どうやら手動運転らしい。
定時通り博多に停車。改札へ向かう時に確認したが、やはり手動運転であった。

鹿児島本線 2323M 普通 荒尾行き (博多 6:05→原田 6:32)

乗車車輛:813系R1+R208? クモハ813-1
切符を買って乗る列車が来る5番のりばへ向かったが、まだ乗る列車は入線していない。隣の6番のりばには、6:00発 特急リレーつばめ31号鹿児島中央行きが、反対側の奥に見える3番のりばには、6:02発 特急かもめ1号長崎行きが止まっていた。なんと2つの列車の間隔は2分しか無い。こんな間隔で特急が出発する駅も珍しいように思う。ついでに言っておくと、この時は見えなかったが、新幹線の13番のりばからはのぞみ2号東京行きが出ている。
他の列車を見ていると、乗る列車がやって来たので、すぐに乗車する。博多駅が始発だが、乗る人は少ない。こんな時間に6輛も繋いでいるのは運用の都合だろうか。少しもったいないように思う。
この列車は普通だが、それ程遅い訳ではない。昼間と違って追い越す列車がほとんどいないからだ。そんな列車はこの列車が博多を発車する5分前と3分前に出てしまっている上に、この時間帯は快速が全く走っていない。
どこにも長時間停車せずに順調に走って、原田に着いた。

筑豊本線 6620D 普通 桂川行き (原田 7:01→桂川 7:29)

乗車車輛:キハ31 3
原田駅では29分も待ち時間があった。わざわざ時間を割いた訳ではなく、原田での接続が悪く、このぐらいの時間が生まれてしまったのである。しかも乗る列車は6:52にしか到着しない上に、この時期の7時頃はまだまだ暗く、他の列車の写真を撮れないので、ずっと待っているほかは無い。
そうしていると貨物列車2本と特急列車1本が通過した。そのうちの貨物列車1本は時間調整のためか原田駅の1番ホームに停車したが、1番ホームは短いので、機関車を近くで見る事はできなかった。その代わりに貨車の検査表記を見る事ができたが、小倉工、郡山車、金沢総などなど、いろいろとあって面白い。
その貨物が発車してしばらくして、ようやく乗る列車が到着した。今回の車輛は0系廃車発生品のクロスシートであった。
発車してから車内の人数を数えたが、乗客は私を含めたった4人。こんな時刻に冷水峠を列車で越える人はそれほどいないようである。次の筑前山家駅での乗降客は0。すぐに扉を閉じて発車する。
発車してしばらくは順調に加速を続けていたが、林のような場所の線路に入ったとたん急に空転し始め、加速が悪くなった。加速をし直そうとしていたようだが、やはり空転していた。だんだん速度が落ちて行き、遂に15km/h程度になってしまった。止まってしまうか?と思ったが、なんとか再加速でき、冷水トンネルに入れた。
その後は普段と同じように走ったが、筑前内野駅では4分遅れになってしまった。ここで、運転士氏は無線で何か連絡していた。ここでの乗車は無かったものの、次の上穂波駅で1人乗車。結局桂川駅に4分遅れで着いてしまい、3番のりばの特急かいおう3号を待たせてしまった。

筑豊本線 2622H 普通 直方行き (桂川 7:46→新飯塚 7:57)

乗車車輛:813系R17 クハ813-117
桂川駅で、ようやく撮影ができる程度の明るさとなり、時間もあったが、肝心の撮るべき列車がいない。しょうがないのでそのまま待つ事にした。
この駅のホームは電車の床の高さに合わせてあるので、原田行きのステップがあるキハ31形がホームに入ると、どうしてもステップの部分がホームより低くなってしまう。その事に対して注意を促す看板が2番のりばに書いてあるのだが、何故かその絵がキハ200形である事が少し気になった。
列車は定時通り発車した。この編成、製造時は2輛で、後に筑豊本線篠栗線(愛称:福北ゆたか線)に投入される時に中間車を組み込んでいるのだが、なんとその中間車の500番台はロングシートである。もしこの路線に乗る事があれば、3輛編成の列車が来るときは、先頭か最後尾に乗る事をお勧めする。
今日は日曜なので、かなりすいている。11分しか無いが、ゆったりと腰を下ろして外を眺めていると、天道駅の2番線の軌道に無記名Suicaが落ちている事に気づいた。なぜあるのかは不明だが、それのためだけに天道駅で降りる訳にはいかない。そんな事をしていると、予定が狂ってしまう。しょうがないので、今度来た時に届け出ようと思う。一体誰のだろうか。
その後はそれまでと同じように特に何も無く、新飯塚駅に定刻通り着いた。

後藤寺線 3531D 快速 田川後藤寺行き (新飯塚 8:00→田川後藤寺 8:16)

乗車車輛:キハ31 7+キハ31 6 (キハ31 7に乗車)
新飯塚駅ではたった3分しか時間がない。急いで3番のりばへと向かったが、まだ少し余裕があった。サボだけ写真に撮って乗り、一人掛けの席を確保する。この車輛もクロスシート車とは、きょうは幸運な日だと思う。
この列車が、今日初めての快速運転を行う列車である。日豊本線でも、鹿児島本線でもなく、快速列車が1本しか無い後藤寺線が最初とは少し面白い。しかも新飯塚を出ると、次の停車駅は田川後藤寺、即ちこの線での快速は、途中駅で停車しないのである。全国に様々な路線があるが、全線を通して運転される快速が、途中駅で停車しないという路線は他に無いと思う。
そんな後藤寺線全線をノンストップで走る快速だが、どうしても下鴨生駅だけは交換設備がある都合上、減速せざるを得ない。しかも分岐器通過速度が25km/hとこの快速にとって1番のネックである。とはいえ、ここで交換する列車はおらず、対向列車のせいで遅れる、という事は無い。素晴らしい列車である。
この快速は需要はあるようで、2輛編成の車内はある程度席が埋まっている。
列車は定時通り田川後藤寺駅に停車。新飯塚田川後藤寺が16分とは、田川に用のある人には良い列車であった。

日田彦山線 936D 普通 小倉行き (田川後藤寺 8:29→城野 9:16)

乗車車輛:キハ147 91+キハ147 1125 (キハ147 1125に乗車)
田川後藤寺駅では十分に時間があるので、後藤寺線平成筑豊鉄道の列車を撮ってから、3・4番のりばへ向かう。
あたりを見ながら待っていると、どんどん待っている人が増える。次の列車ではボックス席に座れそうに無い。この辺りからは博多よりも小倉の方が行きやすいので、どうやら休日に遊んだり買い物したりといった事をする場所として小倉を選ぶようである。
列車が到着して乗ってみると、案の定ボックス席はすぐに埋まってしまい、私は扉横のロングシートに座るはめになってしまった。キハ147のロングシートは少しきついが、立って行くよりはましであろう。博多を出て初めてのロングシートである。
出発する頃には、立ち客まで出ていた。途中に大きな駅は無いから、小倉までこのままであろう。
田川伊田駅でもある程度の乗り降りがあった。しかし、依然立ち客はいる。そんな少し混んだ(といっても福岡の地下鉄程ではない)車内ではあるが、列車は快調に坂道を登って行く。エンジン未換装のキハ47にはできそうにない事である。
城野駅に到着する時、車内はまだ混んでいた。ここで、運転士氏から日豊本線普通列車に追い越されるので、急ぐ人はそちらに乗るようにという放送があったので、私は全く急ぐ気はないが、城野で乗り換えた。